五輪のカーリング初日、いきなり照明が落ちて小さな“氷上ナイトクラブ”に
五輪の最初の競技で、いきなり会場の照明が落ちる。
ミラノ・コルティナ冬季五輪のカーリング混合ダブルス初日、試合開始から4分ほどで照明が暗くなり、複数の試合が一時中断しました。

The Guardianによると、会場は1956年大会でも使われたコルティナの歴史あるOlympic Ice Stadium。照明はすぐ戻りましたが、開幕直後の競技としてはなかなか印象的なスタートです。
カーリングは地味に見えて、かなり繊細
カーリングは「氷上のチェス」と呼ばれます。派手な衝突はありませんが、氷の曲がり方、石の速度、ブラシのかけ方、相手の配置を読み続ける競技です。
だから、照明が一瞬でも落ちると集中は切れます。しかも五輪初戦。選手にとっては、ただでさえ緊張する場面です。
それでも英国のブルース・モート選手は、照明が消えたことについて「ちょっとしたブギー、レイブみたいだった」と冗談を飛ばしました。五輪会場が一瞬だけナイトクラブ化したわけです。
初日から小ネタが多すぎる
この日のカーリングは、照明だけでなく小さな見どころが多い日でした。
混合ダブルスには夫婦ペアや兄妹ペアも登場します。カナダは夫婦ペア、スウェーデンは兄妹ペア。ノルウェーと英国には、北京大会の因縁もありました。
さらにスウェーデン対韓国では、審判が7エンド終わったと勘違いして試合を早く終わらせる珍しい場面もありました。
五輪の大舞台なのに、細かいところが妙に人間くさい。そこが面白いところです。
歴史ある会場は、少しだけドラマを足す
Olympic Ice Stadiumは1956年の冬季五輪でも使われた会場です。新しく巨大なアリーナではなく、歴史のある場所で競技をすることには魅力があります。
ただ、歴史ある会場には歴史ある会場なりの気まぐれもあります。照明の一時トラブルは大事には至りませんでしたが、「昔からある会場で五輪が始まった」という空気を妙に強めました。
完璧すぎる大会より、少しだけ予想外のことが起きる大会のほうが、記憶に残ることがあります。
世間の反応
カーリングはもともと、真剣さとゆるさのバランスが独特な競技です。選手は極限まで集中しているのに、見ている側は石がすべる音や掛け声に少し和みます。
そこに照明トラブルが入ると、SNS向きの小ネタになります。大事故ではないから笑える。でも五輪だから妙に目立つ。ちょうどよい珍事件です。
出典
- The Guardian: https://www.theguardian.com/sport/2026/feb/04/winter-olympics-briefing-curling-subplots-abound-lights-go-out-first-action
おもせかの一言
五輪初日に照明が落ちて、選手が「レイブみたい」と言えるカーリング、競技の懐が深い。氷上のチェス、たまに照明演出も入る。