名字を変えたくないなら同じ名字の人と?東京の“鈴木限定”婚活が考えさせる
結婚しても名字を変えたくない。なら、最初から同じ名字の人と出会えばいい。
そんな発想から、東京で「鈴木」さん同士を引き合わせる婚活イベントが開かれました。The Guardianが報じたこの企画は、一見かなりユーモラスです。でも奥には、日本の夫婦同姓ルールという重いテーマがあります。

日本では、結婚した夫婦は同じ名字を名乗る必要があります。多くの場合、女性が名字を変えます。その負担を避けるために「同じ名字の相手を探す」というのは、冗談みたいでかなり現実的です。
鈴木なら、結婚しても鈴木
イベントの発想はシンプルです。鈴木さん同士が結婚すれば、どちらも名字を変えなくて済みます。
もちろん、恋愛や結婚は名字だけで決まるものではありません。でも、名字を変えることで仕事上の実績や本人確認、銀行口座、資格、メールアドレスなどに影響が出る人にとっては、これはかなり切実な問題です。
同姓婚活は、制度の隙間を笑いに変えた企画とも言えます。
面白いのは、企画がちゃんと社会批評になっていること
このイベントは、ただ珍しい人集めをしただけではありません。
同じ名字の人だけを集めることで、「そもそも名字を変えなければならない制度ってどうなの?」という問いが自然に浮かびます。
もし制度が柔軟なら、こんな婚活をする必要はありません。逆に言えば、この企画が成立してしまうこと自体が、制度の硬さを見せています。
日本人には普通でも、海外から見るとかなり特殊
夫婦が同じ名字を名乗ることは、日本では長く「普通」とされてきました。
でも海外メディアから見ると、日本が夫婦別姓を認めていないことはかなり特殊に映ります。結婚後もそれぞれの名字を持つ国は多くあります。
この話が海外ニュースになるのは、単に珍しい婚活イベントだからではありません。日本の結婚制度が、世界から見るとかなり変わった仕組みに見えるからです。
世間の反応
このニュースには「発想が天才」という笑いと、「そこまでしないと名字を守れないのか」という重さがあります。
鈴木さん同士で出会えば解決、というのは楽しい。でも、全員が鈴木ではありません。制度の不便さを個人の工夫でどうにかする姿が、ちょっと日本らしくもあります。
出典
- The Guardian: https://www.theguardian.com/world/2026/apr/06/when-suzuki-met-suzuki-tokyo-dating-agency-matching-surnames-japan
おもせかの一言
名字を変えたくないなら同じ名字と結婚すればいい、という力技。制度のバグを婚活イベントで回避するの、かなり日本社会のショートカット感がある。